国別報告事項(CbCレポート)を提出直前までやってみた。

3月決算の会社であれば、本年3月末が初回の提出となるCbCレポート。
2016年度の情報を提出することになる。
提出直前までやってみて気付いたことをまとめてみた。

(1)納税者番号と所在地の収集

e-Taxにて提出する際、決められた様式にCSV加工することになると思うが、
Wordの雛形には載っていない納税者番号と所在地の記載が必要である(不親切ですよね)。
国税庁からCSV加工の手引きが出ているので、早めに確認して欲しい。

(2)CSV加工

CSVを作ってe-Taxに張り付けてみると、初回は間違いなく無数のエラーメッセージが出てくる。
このエラーをすべて潰さなければならないが、代表的なところを紹介する。

・全角(文字、記号、スペース)はダメ。
・数字の桁区切り(カンマ)、マイナス表記のカッコや△はダメ。
・CSVは開く度にケタの多い数字は9.99E+10などと表示されてしまう。これはダメで数値表示に直さなければならない。
また、勝手に丸い数字になることもある(恐ろしい)。
・決算期(2017-03-31など)を入れるセルがあるが、これも開く度に2017/3/31になってしまう。文字列表示で2017-03-31としなければならない。
・居住地国のコードの一覧を入れるセルがあるが、居住地国別のリストや会社のリストの中で使っていないコードがあるとエラーになってしまう。

(3)帳票表示のエラー

これはCbCレポートに限らないが、無事にデータを貼り付けても、帳票表示ボタンを押すとエラーメッセージが出る人も多いだろう。
このエラーを無視して提出することも可能だが、正直不安が残る。
このエラーの解決法として、実は国税庁のHPのよくある質問の最後にチェックリストがある。
このチェックリストを潰していけば良いのだが、正直かなり専門的で、こんなに設定を変えて良いのか不安になるだろう。
会社のシステム部門の担当者と相談しながらチェックリストを潰すことをオススメする。
若しくは新しいPCに変えてやってみてもいいかもしれない。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です